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曖昧☆Bboys

第17章 甘くて切ないドライブ

外車所有で、こんな高そうなお店に来れてバーテンダーってもうかるんだなあと純粋に感心した。


あ、お兄さんがオーナーって言ってたから、お坊ちゃまなのかもしれない。


一人、胸の中で霧人への関心を想像していた。


「嫌いな魚とかある?」


「ないと思う。好き嫌いないもん」


「じゃあ、お任せにするね」


「うん」


「飲み物は?」


「ビールで」


あ、車だから霧人は飲めない・・・


「やっぱりウーロン茶」


「気にするなよ、いいよ飲んでも」


「ううん、ウーロン茶で」


霧人はニコッとして


「ありがとう」


と言ってくれた。





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