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曖昧☆Bboys

第22章 霧人とのクリスマス

キラキラ光るピンクのハートみたいに私のハートもこんなふうに今キラキラしている。


箱の中の二つのピンクのハートは横に並んで私と霧人みたいに見えた。


私はニマニマしながらそれを見つめていた。


「気に入った?」


「うん!凄く!嬉しい」


「良かった」


「あ、でも私霧人にクリスマスプレゼント用意してない...」


「もう、貰ったよ」


「えっ?」


「今美咲が笑ってた。それで十分」


かあっと身体が熱くなるほど恥ずかしくて更に嬉しくなる。


「なんてちょっとクサイな、ははは...」


霧人は運転しながら笑っていた。



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