テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第27章 本来の姿

それをゴミ箱に放り投げ、テーブルに置いていた煙草を手に取り火を付けた。


最近やめていた煙草がまた復活していた。


吐き出した煙がゆっくり立ち広がるのを眺めていると、カエが背中に寄り添ってきた。


「たまに人肌恋しい時あるよね...」


そう背中でつぶやいた。


「ああ...あるね」


「もう少しこうしていさせて」


カエの声が頼りなく聞こえた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ