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曖昧☆Bboys

第27章 本来の姿

ああ...そうか


俺は忘れていた事に気づいてしまった。


そうだった、あの日美咲もそうだったんだよ。


俺じゃなくても良かったんだ。


美咲は人肌恋しかっただけなんだ。


そして今夜の俺もカエもそうだ。


「なんで、マジになっちまったんだろう?」


自嘲しながら最後の煙草の煙を吐いた。


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