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曖昧☆Bboys

第33章 チャンスは逃すな

善さんもトントンと小さくドラムを叩きながら配置と音の調整をする。


俺はこの時間が一番緊張するが一番好きだ。


箱は小さいから、ステージ下の目の前で玲奈がワクワクと演奏を待っている。


高校を卒業した玲奈は急激に色っぽくなりその視線に時々ドキリとする事がある。


でもそれに靡くほど俺は暇じゃない。


そしてライブにはいつもいる美咲ちゃんはここにはいない。


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