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曖昧☆Bboys

第33章 チャンスは逃すな

なぜなら美咲ちゃんに今日のライブの事は言っていなかったからだ。


別に隠しているわけではないのだが、なんとなく言いそびれた。


いや、美咲ちゃんがソロでやるのを反対していたからだ。


だから言い出せなかった。


今日はとにかく初めの一歩だ。


今日のライブが成功したら美咲ちゃんに話そう。


堂々と話せる。


そう思っていた。


だから今夜はかなり緊張もするが気合もハンパなかった。


「はじめましょう」


「オーケー」


マイクの位置を最終確認して俺はギターに指を下ろした。


「ワン、ツー・・・」



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