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曖昧☆Bboys

第43章 別れの夜


「美咲ちゃん」


「何?」


「楽しかったよ…俺は」


「うん」


「美咲ちゃんには迷惑掛けっぱなしで、ごめんね」


「ううん」


「美咲ちゃんが、俺の事信用無くすの当たり前だよな…俺は何一つ美咲ちゃんに良くしてやれなかった」


「そんな事…」


そうじゃない。きっと私が現実的になっただけ。


きっと私の方が見ている先が変わっただけ。


私の方がワガママだった。


だから彰吾を裏切ってたんだ。

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