テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第44章 バイバイ彰吾

いつの間にか彰吾は私を追い越して先にいく。


私はそれに追いつけなかった。


ただそれだけだ。


改札でいよいよお別れだ。


彰吾と最後に向き合った。


「美咲ちゃん、行ってきます」


「うん…」


「美咲ちゃんも頑張ってね」


「うん…ありがと…」


彰吾はスーツケースに手を掛けた。



「彰吾!」


思わず呼んでしまった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ