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曖昧☆Bboys

第47章 切羽詰まって見えたハート

なんでだよっ…


なんでだよっ…


身体が勝手に全力疾走している。


好きな筈の美咲を置いて、小生意気でムカつくカエを追いかけてる俺。


全然納得いかないけど、カエの小走りで走る姿を見つけると更に足は加速した。


「カエっ…」


俺の声に気付いたのかカエも加速する。


「オイッ!待てよっ」


やっと追いつきカエを捉えた。


「何やってんのよっ!バカじゃないっ何で追っかけて来るのよっ」


カエが逃げようとジタバタしながら叫んだ。


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