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曖昧☆Bboys

第50章 玲奈のハート

そうだよ...なんで俺はこう鈍感なんだ。


俺の知らない玲奈の孤独を今までの苦労を何で俺は理解してやる事が出来ないんだよ。


また自己嫌悪に陥りそうだ。


でも、今こそ玲奈をなんとかしてあげなくてはと思う。


俺の大事なファン一号だ。


「大丈夫だ、きっとお母さんは喜ぶよ。心配するな、俺も一緒に行ってやる。明日にでも行こう」


「本当?」


「ああ、本当だ」


玲奈の顔が明るくなって、不安が消えた。


もっと早くそうしてやれば良かった。


俺はいつだって気づくのが遅い。


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