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フーセンガム

第24章 最終日②

(二宮side)

翔の部屋に一緒に入る。

櫻「和也」

翔は、ベッドに座り手を広げる。
俺は、当たり前のようにその手の中には飛び込む。

櫻「好きだよ」

下から、チラッと翔を見る。

なんか恥ずかしくて翔の胸に顔をうずくめた。

櫻「どうした?」

優しく聞いてくる。
今更だけど、翔って優しくてかっこいいんだな。

「ううん、なんでもない」

そう言って、翔を押し倒す。

櫻「珍しいね」
「たまには…いいでしょ?」

翔を見下ろして、言う。

櫻「そう?」

翔は、セックスするときに限って意地悪をする。

櫻「じゃあさ…そのまま一人でしてみて?」
「へ!?」
櫻「そしたら、挿れてあげる」

ニィって妖しく、艶っぽく笑った。

「は、恥ずかしい…」
櫻「じゃ、寝る?」

楽しそうに笑う。
このまま寝るなんて考えてないくせに。

俺は、首を横に数回振った。

櫻「じゃ、一人で出来るね?」
「…うん」

でも、さすがに体勢がキツいだろうからって翔がベッドの縁に俺を座らせた。

「翔は…なにす…」

『なにするの?』

聞こうとすると、翔はイスに座って脚を組んで

櫻「ここで見てる」

そう言って、また妖しく笑った。

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