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フーセンガム

第3章 関係

(相葉side)

今日は、休日。
文具を買いに、ショッピングモールにやって来た。

ついでに、他の物もチラッと見て帰ろ。

「赤ペンと…」

横に移動すると、ドンッと誰かとぶつかる。

「あっ、すいま…」

横を見る。
俺は、目を疑った。

「雅紀」
「潤…」

彼は、中学の時に好きだった松本潤。

松「久しぶり」
「うん、久しぶり」
松「買い物?」
「うん、赤ペンがきれちゃって」
松「雅紀ってどこの高校だっけ」
「高松だよ」

普通に接してるけど、ドキドキが止まんない。

松「雅紀がいるなら俺も高松行こうかな」
「え?」

嬉しいことを言ってくれる。

松「まぁ、勉強しないといけないけどね」

ハハッて苦笑いをしながら言う。

「潤はさ…」
松「え?」
「好きな人とかいないの?」
松「いるよ」

…いるんだ。
やっぱりショックだなぁ。

松「男だけどね」
「……ぅえ!?」
松「引いた?」
「全然!ビックリしただけ」

完全にテンションが上がった。

俺にも可能性が出てくる!

松「あっ、携帯の番号変わったから。赤外線」
「うんっ」

今日、買い物来て良かった。
俺ってポジティブすぎるのか?

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