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フーセンガム

第37章 新居

(櫻井side)

和也を連れて、新居になるマンションに入る。

ニ「ん~…広いな」
「やめる?」
ニ「やめないよ」
「いいの?」
ニ「うん。家具とか運び込んだら狭く見えるかもしれない。」

和也は、一歩下がって言葉を発してる。

「そうだね…」
ニ「ん?どうした?」
「ううん、なんでもないよ」
ニ「そう?あ、ちょっと部屋みに行っていい?」
「行ってらっしゃい」

和也は、部屋を覗きに行った。

やっぱり、社長になるってなんか変わるのかな?

和也もなんか一歩下がってるし…。

俺は、窓から景色を眺めた。

「綺麗だな…」

ここから夜景みながらワイン…ってまだ未成年だわ。

ニ「しょ~お」

後ろから抱き締められる。

「わっ…和也…どうしたの?」
ニ「なんか…いつもの翔じゃない」
「え?」
ニ「なんか…大人っぽい」
「俺が?」
ニ「うん」
「じゃ…大人がすることする?」
ニ「え?」

和也の顔が赤くなる。

「どうする?」
ニ「…引っ越したらお願いします」

あ~、可愛い!

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