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フーセンガム

第39章 潤い

(二宮side)

「ダメっ…イっちゃう、しょお…」

中途半端な甘い刺激から、身体がしびれるほどの甘い刺激に変わる。

俺は、翔のモノから手をはなし太ももに手をついた。

櫻「いいよ、イって」

翔が、手のスピードをはやめる。
その甘い刺激に身体をよじる。

「はぁ、はぁっ…んんっん~…」

翔の手に、熱を吐き出した。
翔は、俺の顎をクイっとあげて深く、甘いキスをした。

「んっ……ぁ、しょ…」

二人の唇の間から漏れる甘い吐息。

唇を離すと、翔は言った。

櫻「明日、どっか行こうか」
「えっ?仕事は?」
櫻「明日は……もう今日だけど」

翔の外した腕時計で時間を確かめる。

「えっ、もう3時!?」
櫻「仕事は、夕方の会議だけ。和也も来る?」
「行っていいの?」
櫻「いいよ。大切な恋人なんだから」
「翔、大好きっ!」

翔に抱きつく。

櫻「…誘ってます?」
「えっ?あ。」

裸のこと、忘れてた。

櫻「俺、まだイってないんだけどなぁ」

翔が、楽しそうに笑みを浮かべた。

「わ、わかったよ」

甘く、いとおしい夜はあっという間に更けて
しらない間に、朝になっていた。

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