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フーセンガム

第4章 距離

(櫻井side)

なんとか、放課後の約束をした。
その流れで、メアド交換もすることができた。

大「どうだった?」
「ん~?」
大「なんか、進展はありました?」

ハムハムと、あげパンを食べている。

「まぁね」

これ以上ないってぐらいに浮かれていた。

大「もう、告白しちゃえば?」
「はぁ!?」

展開早すぎでしょうが!

大「ここだけの話だけど、和也くん翔ちゃんのこと好きだよ」
「はぁ!?」

何を根拠に…。

大「別にさ、信じなくてもいいよ?あっ、ありがとぉ」

女子から缶ジュースを受け取りふにゃっと笑う。

「キャー!」
大「僕は、翔ちゃんが幸せになれればそれでいいから」

智は、缶ジュースをすすりながら言った。

「智…」

そんな風に思っててくれたんだ。

大「翔ちゃんも食べる?」
「うん、食べる」

智と、俺の絆が更に深まった気がした。

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