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フーセンガム

第50章 車中

(櫻井side)

和也がつけた赤のテディベアの名前。
『ショウリン』

絶対に俺の名前からだよね。

嬉しいわぁ。

相「わぁ、櫻井先輩久々~」
大「和也くん、また可愛くなったね」
ニ「ほんと?可愛い?」
大「可愛い♪」

いつのまにか二人が車に乗り込んでいた。

「じゃ、行くよ」
「「「はーい」」」

こういう時だけ、息合うな(笑)

ニ「ねぇ、みて。このテディベア」

和也が赤のテディベアを二人に見せる。

相「かわい~」
大「ほんとだね」
ニ「名前はね、『ショウリン』」

しばらく沈黙があって、智と雅紀が声を合わせて言った。

「「ダサっ」」
「へ?」
ニ「だよね~」
「え?」
ニ「さすがにダサいか」
「え?ダサい?」

「「「え?」」」

3人が顔を見合わせて笑う。

大「やっぱり、翔ちゃんズレてるね」
相「ダサいって感じない?」
ニ「翔、納得してたもんね」

えー?

なんか変かな…。

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