フーセンガム
第51章 コテージ
(櫻井side)
和也が俺に怒鳴る。
慌てて謝ってくれたけど、和也もびっくりしてるみたい。
「和也?大丈夫?」
ニ「うん…うん…ごめんっ」
泣きながら返事をする和也の背中をさすって「大丈夫」と声をかける。
ニ「翔、ごめんね…怒るつもりなんてなかったの……」
うつむいて顔を覆う和也。
「わかってるよ。わかってる」
背中からそっと抱き締めると和也は俺の腕を掴んで、「うっ、うっ」と嗚咽を漏らした。
俺の腕の中で泣く和也。
和也はどんな心情なのかわからなかったけど何となく、
何となくだけど、わかったんだ。
和也は、ショックだったんだ。
自分自身に怒りをぶつけてるんだ。
「大丈夫。和也は悪くないよ」
ニ「ううん…俺が悪いっ、俺が悪い」
一心不乱に首を振る。
「和也なら…わかるよね?」
和也の振る首が止まる。
「優しいだけじゃ…愛じゃないって」
ニ「へ?」
「ケンカだってさ…いっぱいしたよ?けどこうやってケンカを乗り越えてここにいる。和也と一緒にいる。」
和也と向き合う。
ニ「翔……」
「俺は、どんな和也でも受け入れるよ?愛してるから」
ニ「うん…ありが…うっ…」
正面から抱き合った。
和也が俺に怒鳴る。
慌てて謝ってくれたけど、和也もびっくりしてるみたい。
「和也?大丈夫?」
ニ「うん…うん…ごめんっ」
泣きながら返事をする和也の背中をさすって「大丈夫」と声をかける。
ニ「翔、ごめんね…怒るつもりなんてなかったの……」
うつむいて顔を覆う和也。
「わかってるよ。わかってる」
背中からそっと抱き締めると和也は俺の腕を掴んで、「うっ、うっ」と嗚咽を漏らした。
俺の腕の中で泣く和也。
和也はどんな心情なのかわからなかったけど何となく、
何となくだけど、わかったんだ。
和也は、ショックだったんだ。
自分自身に怒りをぶつけてるんだ。
「大丈夫。和也は悪くないよ」
ニ「ううん…俺が悪いっ、俺が悪い」
一心不乱に首を振る。
「和也なら…わかるよね?」
和也の振る首が止まる。
「優しいだけじゃ…愛じゃないって」
ニ「へ?」
「ケンカだってさ…いっぱいしたよ?けどこうやってケンカを乗り越えてここにいる。和也と一緒にいる。」
和也と向き合う。
ニ「翔……」
「俺は、どんな和也でも受け入れるよ?愛してるから」
ニ「うん…ありが…うっ…」
正面から抱き合った。