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フーセンガム

第60章 帰宅後

(櫻井side)

「ただいま~」
ニ「ただいま…」

和也は、眠そうに目をこすった。

「寝る?」
ニ「うぅん…」

どっちか、わかんないよ。

ニ「ねにゃい……」

現在の時刻……深夜、2時。

「寝ないの?」
ニ「うぅん…翔が寝るまで、起きてる」

背後から、抱きつかれる。

ニ「しょ~お」

眠いからなのか、いつもにまして甘い仕草をする。

ニ「だいちゅき…」

呂律が回ってないよ。
まぁ、可愛いから許す。

「和也」
ニ「にゃに?」
「お風呂、一緒に入ろうか」
ニ「ふぇ!?」

バッと俺から離れた。

「嫌だ?」
ニ「じぇ、じぇんじぇん!」

ここまでくると、酔っぱらいだな(笑)

「じゃあ、入ろ♪」

和也を抱える。

「姫♪」
ニ「もぅ…王子さまったら♪」

あ、ノってくれた。

「普通に喋れんじゃん」
ニ「っ!」

体がビクっと跳ねて顔を真っ赤にした。

「もしかして…わざと?」
ニ「だっ、だったら悪いかよっ」

可愛いわ。

「悪い。」
ニ「えっ」
「悪い子には、お仕置きが必要かな?」
ニ「ちょ、二日連チャンはキツいって」
「大丈夫、大丈夫。夏休みでしょ?」
ニ「でも、翔は仕事でしょ?」

あ、忘れてた。

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