フーセンガム
第1章 出逢い
(櫻井side)
「ん?」
少し向こうに、雅紀が居た。
大「翔ちゃん、どうしたの?」
パンの袋をごそごそと開ける智。
「ん?雅紀が居た」
大「相葉くんが?」
「なんか可愛い子と居るよ。あれって男かなー?」
遠目で良く見えない。
大「あっ、相葉くんにシャーペン返さないと」
ポケットから、青色のシャーペンを取り出す。
「じゃ、渡しに行きますか」
キャーキャー言う女子が道を開ける。
大「ありがとぉ」
「キャー!」
余計にキャーキャー言うんだからお礼なんて言わなくていいのに…。
相「あっ、大野先輩」
大「相葉くーん、シャーペンありがとぉ」
相「えっ?シャーペンなんていつ貸しましたっけ?」
雅紀も忘れるほど前だったんだ。
苦笑いをしていると、視線を感じてその方に目を向ける。
二「…あっ」
パッと目を逸らされる。
え?
大「えー、いいの?」
相「いいですよ。」
大「翔ちゃん、翔ちゃん。相葉くんがシャーペンくれたー」
「ヘ?あっ、うん…。良かったね」
二「雅紀、俺戻るね」
背を向けてスタスタと歩き出す。
相「え?待ってよ、にの~」
雅紀は、その背中を追って行った。
大「んふふ、僕達も戻ろうか」
「う、うん…」
なぜか、目を離せない自分が居た。
「ん?」
少し向こうに、雅紀が居た。
大「翔ちゃん、どうしたの?」
パンの袋をごそごそと開ける智。
「ん?雅紀が居た」
大「相葉くんが?」
「なんか可愛い子と居るよ。あれって男かなー?」
遠目で良く見えない。
大「あっ、相葉くんにシャーペン返さないと」
ポケットから、青色のシャーペンを取り出す。
「じゃ、渡しに行きますか」
キャーキャー言う女子が道を開ける。
大「ありがとぉ」
「キャー!」
余計にキャーキャー言うんだからお礼なんて言わなくていいのに…。
相「あっ、大野先輩」
大「相葉くーん、シャーペンありがとぉ」
相「えっ?シャーペンなんていつ貸しましたっけ?」
雅紀も忘れるほど前だったんだ。
苦笑いをしていると、視線を感じてその方に目を向ける。
二「…あっ」
パッと目を逸らされる。
え?
大「えー、いいの?」
相「いいですよ。」
大「翔ちゃん、翔ちゃん。相葉くんがシャーペンくれたー」
「ヘ?あっ、うん…。良かったね」
二「雅紀、俺戻るね」
背を向けてスタスタと歩き出す。
相「え?待ってよ、にの~」
雅紀は、その背中を追って行った。
大「んふふ、僕達も戻ろうか」
「う、うん…」
なぜか、目を離せない自分が居た。