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フーセンガム

第63章 traveler's check②

(相葉side)

「行ってくるね」
大「うん。いってらっしゃい」

智には、友達の家に遊びに行ってくると伝え家をでた。

「智に嘘ついちゃった……ごめん」

櫻井先輩にもらった、住所のメモを手に持ち船乗り場に向かう。

哀川冬斗くんが、いるのは島だった。
しかも、船でしか行けない島。

智がこれないようにかな…。
でも、まだ智のこと好きなんだよね?

ん~、わかんないな…。

ス「お荷物、お持ちします。相葉様」
「え?あ、はい…」
ス「はじめまして」
「え?」
ス「これ、読んでください」
「ん?」

名札のプレートを読む。

「哀川冬斗……哀川くん!?」
哀「はじめまして、相葉雅紀さん」
「はじめまして、哀川冬斗くん。」

鼻筋が通っていて、すごくかっこよかった。

俺とは、比べ物にならないぐらいに。

哀「なんて呼べばいいですか?」
「なんで敬語なんですか?」
哀「えっ?なんとなく?」
「哀川くんのほうが年上だよ?」
哀「あ、そうなの?背が俺より高いから年上かと思った」
「ふふっ」

なんか、想像と違ってた。

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