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フーセンガム

第64章 知り合い

(二宮side)

翔が、混乱してる。

「大丈夫だよ。俺は翔が一番だから」

翔に抱きつく。

「安心して?」
櫻「……無理だよ」
「え?」
櫻「和也は……なんか隙がありすぎるんだよ。昔からずっとだよ」

隙がありすぎる?

櫻「ごめんね、言うつもりはなかったんだけど…」

頭を撫でられる。

「どうすれば、翔を安心させられるのかな……」

思っていたことを口に出していた。

櫻「ずっとそばにいてくれれば大丈夫だよ」
「本当に?」
櫻「でも襲われちゃ駄目だからね?」
「うんっ!」

二人で見つめあって笑ってた。

哀「あの、イチャイチャ終わりましたか?」
相「いつもこんな感じだからさ」
哀「よく見てられるね」
相「なんか幸せじゃない?」
哀「そうでもないよ」

二人は、気があうようでずっと話していた。

「じゃ、冬くん」
哀「ん?」
「アドレス♪」
櫻「あ、俺も」
哀「相葉にも言ったけど、アドレスは教えられない。俺は死んだ人間なんだから」

意味は、すぐにわかった。

智くんのなかでってことだよね?

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