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フーセンガム

第68章 夏の思い出

(櫻井side)

相変わらず、可愛い和也と手を繋いで帰り道を歩く。

ニ「しょおたん♪」
「はーい」
ニ「しょおたん♪」
「はーい」

こんなやり取りを何回も繰り返す。

「和也」
ニ「なぁに?」
「好き?」
ニ「好きっ」

手を離して、抱きついてきた。

「大好き」
ニ「ふふっ」

満足そうに笑みを溢した。

「帰ろ」
ニ「うん!」

再び、手を繋ぎ歩き始める。






「和也ーお風呂入る?」
ニ「う~ん…」

眠そうにベットに転がる和也にソファーから話しかける。

ニ「しょ~」

立ち上がって、俺の太股の上に座った。

「ん?抱きつかれにきたの?」
ニ「えへへ」

あー、可愛い。

ニ「しょ~」
「なに?」
ニ「えへへ」

和也を後ろからぎゅっと抱き締める。

ニ「しょ~お…」

安心したような笑みを残して、深い夢に足を踏み入れた。

そんな和也を起こさないように、ベットに下ろす。

ニ「んん~、しょ~」

甘えん坊スイッチは、誰にも止められないみたいだ。

まぁ、可愛いから全然いいんだけど(笑)

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