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フーセンガム

第6章 初日

(櫻井side)

「…え?」

今、キスしてって言った!?

二「…駄目ですか?」

真っ赤な顔で、俺を見上げる。

「駄目な訳ないじゃん」
二「…えへへ」

恥ずかしそうに笑って、俺の胸に顔をうずくめる。

いちいち行動が可愛い。

「かず」
二「な…」

『何?』と、聞かれる前に額にキスを落とす。

二「~!」

額に手をつけ、顔が真っ赤なかず。

「ねぇ、キス…ちゃんとしていい?」
二「えっ?もう十分です…」
「俺が大丈夫じゃない。」

かずの唇に触れたい。
ちょっと変態っぽいかな…。

「しょうがないじゃん、好きなんだから」
二「え?」

かずの言葉を聞く前に、唇に触れる。

チュッと音をたてる。

唇が離れると、かずがふわって柔らかく笑うから。

二「翔さん…好き 」

俺を煽るような言葉を使うから…。

「かず、もう一回」

触れられずにはいられない。

チュッて音をたてて、右頬、左頬…。

最後に、視線を絡めてゆっくりとキスをする。

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