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フーセンガム

第8章 秘密

(櫻井side)

「えっ?病気?」
大「まぁ…精神病?」
二「一種の依存性です。」

かずが、きっぱりと言う。

大「僕の場合は、パン?」
二「パンです」

またもや、かずがきっぱりと言う。

「えっ?どういうこと?」
二「要は、パンに含まれる成分の過度なとりすぎから体に異変が起きること」

かずが、分かりやすく説明してくれた。

大「まぁ…ね」
二「で、もう食べてないですよね?」
大「えっ」
「えっ?食べたの?」
大「…すいません」

智が、笑いながら謝る。

二「えっと…この病気は、普通に治るんで半年間パンを我慢すれば大丈夫です」
大「それ、お医者さんも言ってた!」
「かず、医者になれるんじゃない?」
二「えへへ…」

かずが、照れ笑いをする。

大「でも、パン美味しいんだもん」

かばんから、パンを取り出した。

「駄目だよ、智」
二「もう食べたら駄目です」

パッと、パンを取り上げる。

大「あぁ…」
二「このまま食べ過ぎると死にますよ」
大「知ってるけど…」
「………はぁ!?」

それ、マジで言ってるの?

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