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フーセンガム

第18章 別荘

(大野side)

「海~い!」

電車の長旅に疲れ、目の前に広がる海を見つめる。

ニ「海…久しぶり…」
櫻「はいはい、二人とも行くよ」

振り返ると、荷物を持った相葉くんと翔ちゃんがニコって笑ってた。

ニ「はーい」
「あ、待って~」

僕を置いて行こうとする三人を呼び止める。


ー別荘ー

相「…でかっ!」
ニ「え?ホテル?」

初めて来る二人は目を丸くして、びっくりしてた。

「翔ちゃん、部屋っていくつあったっけ?」
櫻「うん?ざっくり…」

翔ちゃんが指を折り曲げて思い出しながら数える。

櫻「 10ぐらい?」
ニ「ひろっ!」
相「櫻井先輩の家って金持ち?」

翔ちゃんはその質問を無視して玄関を開けた。

『金持ち』
翔ちゃんの禁句。
僕だったら、一発殴られてる。

ニ「翔さん、荷物持つよ」
櫻「かず~、ありがと♪」

ほんと、イチャイチャ度高いな。

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