テキストサイズ

フーセンガム

第18章 別荘

(二宮side)

実は、聞きたいことがあった。

相「あっ!歯ブラシ忘れた!」
櫻「えー?もう…買い行く?」
「俺は、留守番でいいよ」
大「僕も」

そう返事をすると、二人は別荘を出ていってた。

「智くん」
大「なに?」
「雅紀に、抱かれるときってどんな感じなの?」
大「えっ」

聞きたかったこと。

「聞いてくれる?」
大「何を?」
「俺…セックスが終わると…失神しちゃうみたい…」

セックスが終わったあとに、失神。
俺だけなのかと不安になる。

大「そうなの?」
「うん…」

智くんは、心配そうに俺を見つめる。

「智くんは?失神しないの?」
大「しないよ~。」

ちょっとバカにしたように笑ってた。

「俺は真剣なの!」

ついつい、怒鳴ってしまった。

大「…ごめん」

真剣に悩んでるから智くんに聞いたのに。

「どうしよう…」
大「今日、僕の部屋においで?」
「えっ」
大「もっと、ちゃんと一緒に考えるよ」

智くんの言葉に頷いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ