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注文を取りに来た店員さんに健太は無愛想に
ホットコーヒーを頼むと


「俺は謝らないよ」



そう言って真っ直ぐに私を見つめた。




「俺は悪いことしたとは思ってない。

俺は…自分の恋を叶えようとしただけだ」



「…勝手だよ…健太…。

私の気持ちを知ってて蓮君に彼女が居るなんて嘘ついてたんでしょう？」



「その嘘を、信じたろ？」





…うっ…



「二人とも…俺の言葉を信じてお互いに気持ちを確かめ合わなかっただろ？

信じ合うことができなかったのは
俺のせいじゃない」



「でもっ、健太があんなことしなければ私達は別れたりしなかった」



「…そうかな…」



…？



「あんなことで駄目になるようじゃ

この先も二人はうまくいかないと思うけど」





な、なんですって！！






私の中で健太に対しての怒りが
MAXになったその時－－－