溺愛禁止。
第17章 あの頃には戻れない
すると---
ずっと黙っていた蓮君が健太の突っ伏したままの頭に向かって口を開いた。
「恋実の気持ち、わかったろ?
お前の今の恋は、永遠に叶うことはない」
その声に健太がゆっくりと頭を上げて
蓮君を見る。
そして---
「何故ならば
俺と恋実は生涯を添い遂げるからだ」
!!!!!
……なっ、//////
“生涯を添い遂げるからだ”
何度も何度も頭の中でリピートされ
一気に身体中が熱くなっていく。
そんな私に構わず蓮君は淡々と続けた。
「お前の方こそ……本当に恋実が好きなのか?
全く会わなかった数年の間の恋実を受け入れようとせず、昔の恋実に戻してやるって
前に、そう言ってたよな?
人は皆……時間と共に変わっていくんだ。
昔の恋実が好きならば……
お前が好きだった…恋実はもう居ない。
今の恋実はお前が知らない…
俺のことが大好きで大好きで
しょうがないって恋実だぞ?
どんな料理を作ってくれるか知ってるか?
どんな寝顔か知ってるか?
朝起きたらまず何するか知ってるか?
どんな喘ぎ声…」
「ちょっ、//蓮君っ!」
聞き惚れていたのに…。
だけど、
少しふざけていた蓮君は
急に真顔になって
「お前は……
今の自分をちゃんと見てくれる奴と幸せになれ」
その声は…
優しかった…。
ずっと黙っていた蓮君が健太の突っ伏したままの頭に向かって口を開いた。
「恋実の気持ち、わかったろ?
お前の今の恋は、永遠に叶うことはない」
その声に健太がゆっくりと頭を上げて
蓮君を見る。
そして---
「何故ならば
俺と恋実は生涯を添い遂げるからだ」
!!!!!
……なっ、//////
“生涯を添い遂げるからだ”
何度も何度も頭の中でリピートされ
一気に身体中が熱くなっていく。
そんな私に構わず蓮君は淡々と続けた。
「お前の方こそ……本当に恋実が好きなのか?
全く会わなかった数年の間の恋実を受け入れようとせず、昔の恋実に戻してやるって
前に、そう言ってたよな?
人は皆……時間と共に変わっていくんだ。
昔の恋実が好きならば……
お前が好きだった…恋実はもう居ない。
今の恋実はお前が知らない…
俺のことが大好きで大好きで
しょうがないって恋実だぞ?
どんな料理を作ってくれるか知ってるか?
どんな寝顔か知ってるか?
朝起きたらまず何するか知ってるか?
どんな喘ぎ声…」
「ちょっ、//蓮君っ!」
聞き惚れていたのに…。
だけど、
少しふざけていた蓮君は
急に真顔になって
「お前は……
今の自分をちゃんと見てくれる奴と幸せになれ」
その声は…
優しかった…。