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溺愛禁止。

第18章 二人の未来は…?

私を抱き寄せて背中をポンポンと子どもを落ち着かせるようにして蓮君は話続けた。



「恋実……仕事すっげー頑張ってるよな……」


「……。」



「俺も……恋実に負けないように頑張ってる」


「……うん」





「でも……俺は……

このまま兄貴の店には行けない。」



「…?」




「新しい店でやっていくには、俺はまだまだなんだ……」




そんなこと無いよ…


とは気安くは言えなかった…。






「自分の腕に自信をつけたい。

自信を持って料理を提供したい。」




最近の蓮君は以前とは
比べ物にならないくらい勉強熱心で


この先ずっとこの料理の仕事をやっていきたいんだろうな、って…伝わってきてたから…。





「こんな風に…


頑張ろうって思わせてくれたのは


恋実が傍に居てくれるからだよ…




ありがとう…」


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