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溺愛禁止。

第18章 二人の未来は…?

大抵、私を誘ってくれる時は蓮君の新しい情報が入った時だ。


もうすぐ約束の一年になるから
そろそろ帰ってこれるんじゃないかと


私は期待しながら
二人の向かい側に腰を下ろした。





「蓮、来月末に帰って来るって」


注文をする前に唐突に月子さんが言った。



「ほ、本当ですか?」


「うん、良かったね?」


「はいっ!」






やったー!!


もうすぐ蓮君に会える!!





「後、ひと月の辛抱だね?」



「………っ、」



「こらっ、泣かないの!」






………………だって…


やっぱり寂しかったから……



毎日強がってきたけれどそんな日々も
もうすぐ終わる…。






「佐伯…」




……?



店長がいつになく優しい表情で私を呼んだ。




「蓮は根性あるな、って
先方に言ってもらえたんだ…


その一言だけで蓮の頑張ってる姿が目に浮かんでくるよな…?



蓮は佐伯に会って本当に変わったよ…


お前をすっげー大事にしてるのが
よくわかった。


蓮には夢も何も無くて
この先どうなるかと心配だったけど


もう…


お前が居れば大丈夫だな…」


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