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溺愛禁止。

第18章 二人の未来は…?

「れーみーーー!!!」


私の足音に気付いた蓮君がまだ姿の見えない私の名前を叫ぶ。



蓮君の声……



「れっ、れーーーん!!!」




泣きじゃくりながら呼んだ時



道の先に彼が見えた。





蓮君……





私の大好きな笑顔で大きく手を振って駆け寄って来る愛しい彼。






一年会わなかった間に


すっごく大人の男性になったように見える…。




カッコ良すぎるよ…。







立ち止まって蓮君に見惚れていると

私まで辿り着いた彼はそのままの勢いで
私をガバッ、と抱き締めた。





「恋実……ただいま」




「おかえり……蓮君…」




私達は道の真ん中できつくきつく抱き締め合う。








「いい子にしてたか?」



頭上から降ってくる優しい声。



「…うん」







「会いたかった…」


「私も会いたかった…」








「もう、離れたくない」







誰かに見られてしまうなんて
心配する余裕もなく



唇を奪われた。


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