テキストサイズ

秘密の時間は私のもの

第11章 見せてもらった2

そんな2人の様子を見て周りがザワつく。

それを察した堤の頭は悪い未来を想像し始めた。






-以下 堤想像-




「あ、あの人、あの時の」

「あの2人、やばい関係なんだって」

「えー?どんなー?」






「SMプレイしてるんだって」




-終了-








ーー俺の意思では断じてないがな!


初めてシた時、その行為を許した堤など

堤の中ではもう消えていた。

その上、その事実はどちらかが言わなければバレぬことも

今の堤では到底気付かない。

こうなっては遅いのだと立ち上がり、去ろうとしたその時。

堤の耳に届いた声。


「あ、神月くん」


その声の主は堤のクラスの優等生であり生徒委員の田本だった。


「あ、久しぶり」

「久しぶりって君が委員会来ないからじゃないか」

「いやー、だって内容あまり変わらないし」

「それはそうだけど」



ーー??

ーーなぜド変態と優等生が仲良さそうなんだ...


目の前の怪奇現象とも言える状況に混乱する堤。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ