秘密の時間は私のもの
第18章 結局俺は
着いた場所はやっぱり俺の知る場所で。
1週間ぶり。
当たり前だが何も変わっていない。
こんなところに連れてきて上野は俺をどうしたいのだろう。
今は俺らが使わせてもらってます♥
でも、やっぱり藤塚の許可は取らなきゃなーって思ってぇ☆(ゝω・)v
ってか?
..............殺
勝手に上野で動きと言葉を付け、想像し殺意を沸かす。
少しの鳥肌と共に。
そんな腕に痛みが走る。
それで、まだ上野が、俺の腕を離していないことに気付く。
「ってぇな.....そろそろ離せよ」
苛立ち満載で言い放てば、パッとその手は離れ
上野は俺の方向を向いた。
上野の眼差し、真剣で。
俺が考えたようなことを言うような雰囲気じゃなくて。
いや、もしかしたらこの雰囲気で.....
思ってしまう自分がバカすぎる。
自分のバカさを改めて感じた時。
鳴る授業開始のチャイム。