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秘密の時間は私のもの

第18章 結局俺は

俺としては、出来れば殴って頂いて構わないが。


1組、優等生の上野が教師に怒られる。


その様はそれはそれは滑稽だろうしな。



うわー....俺、超性格わりー



「別に。1組だからってみんながみんな秀才な訳じゃねぇよ」

「へぇ?じゃあ、上野くんは1組の中でも落ちこぼれなのか」

「........さっきから、俺にとことん突っ掛るな」

「そりゃあな。俺の意思関係なしで授業、ボイコットさせられたからな」

「ぅ......」



本当は単純に上野がいけ好かないからだが。


それじゃ本当に子供なんで、そういうことにする。


が、上野には効かないらしい。



「それは.....悪かった....でも、お前、そういうの気にするタイプじゃないだろ」



初対面で一体俺に、こいつはどういう印象を持ったんだ。


失礼にも程があるだろ。


まあ....初会話がこれじゃあ、印象最悪なのは分かるけども。


こいつのこれは絶対、対峙した時に持った印象だ。


だからこそ、俺はここにいるんだろうからな。

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