秘密の時間は私のもの
第20章 見せてもらった4
勝負をする、と言っても普通に犯してはつまらないと
先程からごそごそと神月に何かを施している様子の田本。
堤としては田本の意見に賛同しているし
勝手にすればいいと思うのだが
田本のいる位置。
どう考えても堤に神月を見えないようにしているようで。
堤としてはどうにも面白くない。
ーー大体、この2人の関係ってなんだ
.......そんなことを知って俺は一体
考えていると、田本がすっと移動して
「はい。完成」
堤の目には全裸で目隠しされ、手が拘束された神月が映った。
その瞬間、ゾクリと背筋を走る何か。
ーーおいおい....嘘だろ
堤の下半身はさっそく主張を始めた。
それに気付いた田本はにやりと口を歪める。
「早く!」
その状況を目隠しをされているがために見えない神月。
自分の状態のことなど顧みず
それどころか興奮材料にして
2人を誘うように足を開き、腰を高く上げた。
そのせいで見える菊門は早くも何かを求めるように
ひくひくと動いていた。
「.....堤くん、見なよ。もう、求めてる
ほら、あげたら?君の、それ」
田本は堤のそれをズボンの上から人差し指で撫で上げる。