秘密の時間は私のもの
第25章 見せてもらった5
くちゅくちゅじゅるじゅる
響くは卑猥な水音と
はぁ.....はぁ.....
熱っぽい吐息。
その吐息は堤のもので、水音は神月が出しているとなればしていることは1つで。
「っ.....く......な、で......ふ...お前、俺のちんこ咥えてんだよ....!」
「ふぁんふぇっふぇ、ふぉふぃふぃふぉふぅふぃ、ふぁっふぇふぁふぁふぁ」
「ぅあ!咥えたまんま喋んなバカ!」
ーー美味しそうに勃ってたからだって?
そうさせたのはそもそも誰だっつーんだよ!
熱があり、体も辛い堤がそんな気分になる訳もなく
こうなった全ての原因は堤の視線の先。
小さい瓶にあった。
台所を借りると、堤の部屋に入ってすぐ神月は台所に向かった。
その時点で何かしら嫌な予感がした堤だが
意外にも戻ってきた神月の手には、神月作であろうお粥が持たれていた。
ーーお粥.....好きな奴の、作ったお粥.....
「あんまり自信ないけど。はい。あーん」
ーー“あーん”?!
これにまんまと堤は絆された。
息を吹きかけ、ぱくりと1口。
それは“自信ない”というには、あまりに出来すぎていて。
堤の体を温めた。