秘密の時間は私のもの
第25章 見せてもらった5
今思い返せば、なんと馬鹿なと思う堤。
あの神月に裏がないわけないのに.....
悔やめど悔やめど、堤のソレは既に神月の口の中。
薬の力も相まって、気持ち良くて仕方ないのか
エロい液をだらだらと流している。
それをちゅうちゅう美味しそうに吸っては飲む神月。
「っ.....ぁ、ふ....くっ....へんた、....んぁ!」
神月が突如、堤のイイところを刺激する。
「ま、そこ...ふぁ....」
「うん。知ってる。堤くんの“イイところ”。ここも、ここもだよね?」
いつの間に堤のイイところなど熟知したのか。
神月が触るところ全てが、今までにない快感を堤に運んでいった。
撫ぜる、擦る、爪を立てる。
それはもう様々な方法で。
「や、ひぁ、ふ、はっは」
「うんうん。気持ちいいね」
子供を宥めるような神月の口調が、堤に激しい羞恥を与える。
顔が赤くなるのに気付き、顔を隠そうとするのに
神月によって抑えられた腕は動きそうになくて。
ーーくそ....なんなんだよ...なんなんだよ!
いつも.....いつもなら.....
俺がその位置の筈なのに
いつも、神月のせいにして
自分はしたい訳じゃないと拒んできた“ドS”の位置。