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秘密の時間は私のもの

第27章 有言実行

それを確認し、俺は頑固として閉じている颯太の足に手をかけた。


颯太はそれに気付き、俺の手を必死に剥がそうとする。


それでも、颯太の力が俺に叶う筈無くて。


最終手段と言う様に、颯太は顔だけ動かして、俺を見上げた。


その瞳は、うるうる潤んでいて、小さな唇は



“嫌だ”



と動く。


一体どこで覚えたのか。


正直、相当心にキた。


見える滝波なんて見たことなくらい、目を見開いている。


だけど、こんな所で引くわけにはいかない。


俺は微笑み、その颯太の唇に軽くキスをする。


俺のそんな行動を、どう捉えたのか。


ぱぁと明るくなる颯太を



「ごめんな」



その一言で、突き落とす。



「え?」



か細い声、聞こえた拍子。


両の手に力を込め、颯太の足をMの字に開いた。


その瞬間、驚いたように上野の目が見開く。



「や、やぁ!やだぁ!!見ないで!!!見ないで!上野!!!」



必死に股の間を隠そうとする颯太の手を


カッターシャツ事、学生服を上に上げることで阻止する。


きっと、上野の目に映るのは、白い肌によく映える紅く熟んだ突起と


ズボンの上からでも分かる、勃っている颯太のブツ。

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