秘密の時間は私のもの
第28章 初めて
それは
「ふふ....もう最高ですね。これ、3Pも夢じゃない....」
進学科の成績一覧にて、いつも1番に名を載せている滝波が
本人の宣言通り、“そういう”ポジションにいることへの
なんとも言えない気持ちからでも
俺がチキンだからでもなく
藤塚の顔が、笑っているのに笑っていないからだ。
こいつは、恐らく立川に嫌われようとしている。
自分から立川の側は離れられない
だからと言って、俺が立川の側を離れなければ立川の恋は成就しない
だったら.....
立川から離れさせよう
そう、思ったんだろう。
好きな奴の幸せを願う行動を、誰が厳かにできようか。
だけど、でも.....
「や、やぁ!やだぁ!!見ないで!!!見ないで!上野!!!」
悲鳴のように叫ぶ立川を見て、思う。
このやり方はあまりに酷だ。
俺にとっても藤塚にとっても立川にとっても。
なぁ、藤塚。他に方法は?
なぁ....
目で訴えるが、藤塚は受け付けてくれない。
「さっきから、いやいや言ってるけど
ちゃんと感じてるじゃねーか。颯太」
立川をただただ辱めるだけで。
「な、で....つぐ、る...」
涙を流す立川にとうとう俺は
「!?うえ、上野?!」
藤塚を殴ってしまった。
「ふふ....もう最高ですね。これ、3Pも夢じゃない....」
進学科の成績一覧にて、いつも1番に名を載せている滝波が
本人の宣言通り、“そういう”ポジションにいることへの
なんとも言えない気持ちからでも
俺がチキンだからでもなく
藤塚の顔が、笑っているのに笑っていないからだ。
こいつは、恐らく立川に嫌われようとしている。
自分から立川の側は離れられない
だからと言って、俺が立川の側を離れなければ立川の恋は成就しない
だったら.....
立川から離れさせよう
そう、思ったんだろう。
好きな奴の幸せを願う行動を、誰が厳かにできようか。
だけど、でも.....
「や、やぁ!やだぁ!!見ないで!!!見ないで!上野!!!」
悲鳴のように叫ぶ立川を見て、思う。
このやり方はあまりに酷だ。
俺にとっても藤塚にとっても立川にとっても。
なぁ、藤塚。他に方法は?
なぁ....
目で訴えるが、藤塚は受け付けてくれない。
「さっきから、いやいや言ってるけど
ちゃんと感じてるじゃねーか。颯太」
立川をただただ辱めるだけで。
「な、で....つぐ、る...」
涙を流す立川にとうとう俺は
「!?うえ、上野?!」
藤塚を殴ってしまった。