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秘密の時間は私のもの

第28章 初めて

痛がるようなその声に、びくりと肩を揺らす。


だけど、目に映るものが、心配の声を出させてくれない。


赤く腫れ上がった胸の突起に


腹にぴったりとついた、透明な液を垂らす立川の秘部。


その先でさえも赤くなっていて、なんと痛々しく



なんと妖艶なのだろう....



俺が考え事をして、歩いている間ずっと擦れていたからこうなった

俺の学ランで....

擦れて....



酷いことをした自覚は大いにある。


現に立川は酷く痛がってるし。


だけど、好きな奴が“自分のせいで”なったことを目前にすると


こうも高揚するものなのか。


先程から口角の上がりと、鳥肌を抑えるのに必死な自分に寒気を感じる。



「ふ、ぅ、ウ.....みな、で...見ないで.....上野ぉ....」



恥ずかしさからか涙を流しながら、そんな言葉を吐く立川。


さっきと同内容、同状態の言葉。


それなのに、向けられる視線は悲しみを含んではいなくて


拒んでいるのに



“見て。シて”



そんな声が聞こえるようで。


都合の良い目だと言われても構わない。


俺は、立川の本心を汲み取ったとし


痛々しく膨れ上がるソレへと手を伸ばした。

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