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秘密の時間は私のもの

第28章 初めて

その願望は何の躊躇いもなく


俺を紅く熟れている突起へと誘った。


ぺろりと舌を出し、触れるまであと数ミリ。


そこで、ぐっと何かに頭を抑えられる感触を得た。


見れば、抑えているのは立川の片手のようで。


震えるその手には何の力も入っておらず


容易に振り切れる。


しかし、俺は敢えてそれはせず


立川のその手を持ち、俺の後頭部へ。


そのまま前へ押すよう、力を入れさせる。



「ぇ....?」



困惑する立川を置き、俺は手を離した。



“そのまま”



目で、そう伝え、少し立川の様子を伺う。



「ッ.......」



狼狽えを見せる立川。


けれども、立川の手が退く気配はない。


押すこともないけれど。


俺はそれを了承と取り、そのまま舌を突起に触れさせる。



ぴ、ちゃ....



「ッ?!」



ギュゥウウウ



うお?!



あまりに強い刺激のせいか、俺の頭を両手で抱える立川。


お蔭様で(?)、立川の突起はほん目の前に。


“舐めて下さい”状態。


そんな状況下で理性を保ってられる程、俺も出来た人間ではない。


プツリと音がしたそれは


手の動き、舌の動きとして現れる。



「ぇ、ぁ、ま、んぐぅう!」



手は先程とは比べ物にならない速さで


舌は飴玉を舐めるように、口の中突起を転がす。

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