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秘密の時間は私のもの

第29章 相談

俺は、颯太の本当の幸せを願っている。


あぁ、ここで、捨てれば、捨てた方が


本当の幸せが掴めるのだと言えたら、どれ程幸せか。


でも、言えない。


言えないんだ。


捨てる未来にそんなものがないことを俺は、嫌という程分かってるから。


だから



「.......いいよ。ルール4、適用しなくても」

「え......?本当??」

「あぁ.....そのかわり」



俺は





「ここで、ヤらせろよ」





お前の幸せを守るために、お前に嫌われるよ。



























〜〜〜~〜〜〜〜




必死に袖口を噛んで、声を抑える颯太。


俺は、いつもなら数分して終わる前戯を


し始めてからかれこれ十数分、颯太に施している。


おかげで颯太の蕾は、ゆるゆるに解れていて。



「ん.......ふ、ぅ、う.......」

「気持ちいい?気持ちいいよな?
見付かったらどうしようっていう背徳感も混ざって、興奮するもんな
俺の指、3本もくわえて離さねぇもんな」

「んんぅ....」



いるは、人が滅多に来そうにない本棚の影。


なるべく声を抑えるため、颯太の耳元で囁けば


耳も弱い颯太は俺の指をきつく締めあげた。

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