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秘密の時間は私のもの

第32章 1ヶ月の出来事①

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本当、バカで最低なことを口走ったと思うけど


吐いてしまった言葉は取り戻せなくて。


絶賛上野の腕の中。


僕は優しすぎる前戯を施されていた。



「ぅあ、あ....ッ...ぁ、うえ、の、ふ、ぅ、も、い」

「良くない。しっかり解さねぇと、いてぇし」



そうは言うけど、僕の菊門は上野の指を既に3本咥えてるし


正直、もう2回はゆうにイった。


おかげで、僕の体はぐちゃぐちゃな訳で。


もういつでもどうぞ、と言わんばかりに


ヒクヒクと上野の指を締め付け、求めている。



恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい....



自分で口走っといてなんだけど


上野が受け入れるとは微塵も思っていなかったんだ。


だって、勘の良い上野。


あの言葉の意味だって汲み取った筈なのに。


自分は、藤塚という存在を立川の中から消すために使われるんだ、って。


なのに....



「立川」

「ひぅ?!」


ぴゅくっ



いきなりの耳間近の上野の声は破壊力絶大で。


軽くイってしまったのが、恥ずかしくて仕方ない。


顔に熱が集まり覆いたいのに


上野によって既に両の手は拘束され済み。


何も出来ず、恥ずかしさはさらに増すばかり。

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