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秘密の時間は私のもの

第32章 1ヶ月の出来事①

だけど、上野はそんなこと気にしている様子もなく


距離はそのまま、言葉の続きを喋り出す。



「今は、何も考えるな」

「ぁ....うえ、のッ、ま、って、そこ、で、んぅ、しゃべ」

「俺の手にだけ集中しろ」


ごりっ


「んぁあああ!!」



上野に僕の体を触ってもらうのは2回目。


でも、あの時は、確かそこに指は入れてなかった筈なのに


的確に僕のイイとこを当てる上野。



「まっ....う、えの、そこ、だ」


ごりっ


「!!」



言うのに、上野は止めてくれず。


それだけでも、苦しいほどの快感なのに


上野はアレまで擦り続ける。


お陰で、射精感は止まることなく、頻りに出ている感覚。



「く、ぁ、う」



休みのない快感はただ苦しいだけだ。


それなのに上野は止めてくれる素振りを見せない。


やっぱり、僕の言葉の真意を汲み取って、怒っているのだろうか。


汚い僕に失望したのだろうか。



あぁ、嫌だな....

こんなこと思う資格、僕に、無いのに



頬に伝う1滴。


それを、上野の指が....



ってあれ?

上野って僕を後ろから抱えてるから、泣いてるって分からないんじゃ...



「!」



僕がそんな疑問を持つと共に、上野の手が全て止まった。

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