秘密の時間は私のもの
第5章 見せてもらった 1
そもそもにして堤にとって屋上への階段は寝床に過ぎなかった。
家に帰るのもたるいし放課後、そこで寝るのがお決まりになっていたのだ。
しかし、その日、そこにはある異変が。
階段を上がればあるはずの無い人影があったのだ。
ーーもしかして先生?
とも思いはしたものの背丈がどう考えたって合わない。
疑いながらも上れば、そこにいたのは全裸の男。
口をあんぐり開け、目も、幾度となく擦ったが消える気配はなく幻覚でないことを確認した。
ーー何してんだ?こいつ。もしや罰ゲーム?
思うもどうにも怖くて声を出せない。
どうしようか悩んでいると、ふいに男が振り返る。
振り返ったその顔、堤はどこかで見たような気がして思わず
「もしかして知り合い?」
と声に出してしまった。
何やってんだと自分を責めるももう遅い。
これが凶と出るか吉と出るか。
男の様子を伺うとどうやら男は喜んでるようで目をキラキラさせている。
家に帰るのもたるいし放課後、そこで寝るのがお決まりになっていたのだ。
しかし、その日、そこにはある異変が。
階段を上がればあるはずの無い人影があったのだ。
ーーもしかして先生?
とも思いはしたものの背丈がどう考えたって合わない。
疑いながらも上れば、そこにいたのは全裸の男。
口をあんぐり開け、目も、幾度となく擦ったが消える気配はなく幻覚でないことを確認した。
ーー何してんだ?こいつ。もしや罰ゲーム?
思うもどうにも怖くて声を出せない。
どうしようか悩んでいると、ふいに男が振り返る。
振り返ったその顔、堤はどこかで見たような気がして思わず
「もしかして知り合い?」
と声に出してしまった。
何やってんだと自分を責めるももう遅い。
これが凶と出るか吉と出るか。
男の様子を伺うとどうやら男は喜んでるようで目をキラキラさせている。