
年上のカノジョ
第2章 複雑な気持ち
今日は木曜。遥が来る日だ。
俺は何となく落ち着かない気持ちでいた。
遥にお礼をしなくちゃとは思うが、どのタイミングで?どんなふうに?と考えれば考えるほどわからなくなってしまう。
「こんばんは〜」
いつものように、明るい声で遥が玄関から入ってきた。自分の部屋でそれを聞きながら、俺は心臓の鼓動のスピードが上がったのを感じていた。
「遥ちゃん、聞いて!祐樹ね、数学の先生に『変わった』って褒められたんですって!遥ちゃんのおかげよね」
「それは良かったです〜!でも、あたしのおかげなんじゃなくて、祐樹くんが頑張ったからですよぉ」
階下から聞こえてくる二人のやり取りに、思わず耳をそばだてる。
「違うわよ、今まであの子、どんなにやれって言ってもちっとも宿題やらなかったのに、遥ちゃんが来てから自分からやるようになったのよ」
…そりゃあ、遥が教えてくれるおかげで自分で問題を解けるようになったからな、と心の中で突っ込む。
…それなのに。
「遥ちゃんに認めてもらいたいからだと思うのよね〜」
なっ…?!
俺はその場に行って全力で否定したかったが、何だか話を盗み聞きしていたようでばつが悪い気がして行けなかった。
俺は何となく落ち着かない気持ちでいた。
遥にお礼をしなくちゃとは思うが、どのタイミングで?どんなふうに?と考えれば考えるほどわからなくなってしまう。
「こんばんは〜」
いつものように、明るい声で遥が玄関から入ってきた。自分の部屋でそれを聞きながら、俺は心臓の鼓動のスピードが上がったのを感じていた。
「遥ちゃん、聞いて!祐樹ね、数学の先生に『変わった』って褒められたんですって!遥ちゃんのおかげよね」
「それは良かったです〜!でも、あたしのおかげなんじゃなくて、祐樹くんが頑張ったからですよぉ」
階下から聞こえてくる二人のやり取りに、思わず耳をそばだてる。
「違うわよ、今まであの子、どんなにやれって言ってもちっとも宿題やらなかったのに、遥ちゃんが来てから自分からやるようになったのよ」
…そりゃあ、遥が教えてくれるおかげで自分で問題を解けるようになったからな、と心の中で突っ込む。
…それなのに。
「遥ちゃんに認めてもらいたいからだと思うのよね〜」
なっ…?!
俺はその場に行って全力で否定したかったが、何だか話を盗み聞きしていたようでばつが悪い気がして行けなかった。
