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年上のカノジョ

第2章 複雑な気持ち

結局遥が帰るまでお礼を言いそびれた俺は、初めて遥にメールすることにした。

わからないところがあったら遠慮なく言ってくれていいから、とメアドと携帯番号は交換していたんだ。

携帯の画面を見ながら俺は悩む。一体何て書いたらいいのだろう。

とにかく、遥のおかげで数学ができるようになったことを感謝している、という気持ちを伝えるべく、俺は携帯のボタンをぽちぽちと押した。



『今日はありがとう。本当は、今日伝えようと思ってたけど、伝え忘れたからメールしました。
遥のおかげで数学できるようになった。ありがとう。これからもよろしくお願いしますm(__)m』



打ち終えてから、再びメールを見直す。

変なとこ…ないよな。

少し緊張しながら送信ボタンを押した。

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