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年上のカノジョ

第2章 複雑な気持ち

『わざわざメールありがとう☆できのいい生徒で教え甲斐があります(笑)数学ができるようになったのは祐樹の努力があったからだよ。これからも頑張ろうね(*´∇`*)』

短い文だけど、何だか遥がそこにいるような気がして照れ臭かった。

遥のメールでほっこりしていると、チャットのアプリで友達からメッセージが届いた。

『カテキョ−終わったか?明日の数学の小テスト超自信ないからちょっと教えて』

そんなふうに頼られるのは悪い気はしない。

『いいよ、どこ?』

『メッセじゃ伝えにくいから電話するわ』

直後、電話がかかってきた。

「悪いな、祐樹」

「いいよ。ってか教えられるかどうかわかんねぇし」

「大丈夫だって、お前なら」

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