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あの日が変わった物語

第1章 草原

和也「智。」

智「えっ…?」

俺は手を握る。

和也「ありがとう、俺を拾ってくれて。あんな所に捨てられたからもう誰も拾ってくれないだろうと思ってたけど智が拾ってくれたから感謝してる。」

智「うん…」

和也「俺はなぜかキスをすると人間になるんだ。だから戸惑うかもしれないけど…」

智「でも本当なんだよね…?今もちょっとテンパってるけど和也に変わりはないから…」

和也「ありがとう…」

智「うん!よし、和也の家はここだからね?」

和也「よかった〜…ありがとう、智。」

智は戸惑いながらも受け入れてくれた。

和也「智、俺ドックフードは食べないんだ。」

智「なに食べれる?」

和也「人間になった時は普通に人間と同じ物が食べれるよ。」

智「そうなんだ〜…すごいね…」

和也「せめてミルクだね。ドックフードはまずくて好きじゃないんだ。」

智は納得しながら聞いていた。

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