Love Days ~大好きなヒト~
第3章 仕事中の姿
「じゃあ、何て呼べば良いんですか?」
「剛典、とか?」
「えっ! いきなりそれは…。」
「じゃあ、岩ちゃん。」
「良いんですか?」
「うん。 …ってか、「岩田さん」の方が嫌!」
「分かりました。」
私は、ひと呼吸おいて…、
「岩ちゃん。」
と呼んでみた。
「うん、しっくりきた。」
「フフフ…。」
「どうしたの?」
「いや、なんか可愛いな、と思って。」
「俺、男なんですけど…?」
「あ、いや、女の子っぽいとか、そういう意味じゃなくて…。」
「分かってるよ。」
…「岩ちゃん」か…。 何か、少し距離が縮まったみたいで、すごく嬉しい!
「あっ、荷物、事務所だ…。」
「えっ! 急いで取りに行きましょう!」
「うん!」
そうして、私達は事務所に戻った。
岩田さんは、自分の荷物を取りに行き、その間に私は、知り合いにご報告…。
「ただいまで~す…。」
「あ~、鈴音ちゃん! どうだった? 現場は。」
「楽しかったです!」
「そっか、それは良かった。」
「じゃあ、今日は、岩田さんを送って、そのまま帰ります。」
「OK!! お疲れ~。」
「お疲れ様でした。」